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小机の同志たちと、全盛期を追う一杯 〜4月17日〜

4月17日。

目的地は相模原、消防用設備点検。

上星川から相模原までの道のり、俺の腹は静かに、しかし確実に「警告」を発していた。

「もってくれるか、この身体……」

新横浜を超え、小机に差し掛かったところで限界を察知する。

相模原まで行ける気もしたが、先日の「死闘」を思えば、ここで意地を張る必要はない。

俺は迷わず途中下車した。

トイレに向かうと、そこには同じく「限界」を抱えた同志たちが列をなしていた。

誰も言葉は交わさない。

だが、並んでいる全員が、静かなる戦いを共にする戦友のように思えた。

「もう無理はしない」

それが、数々の現場を潜り抜けてきた俺が導き出した、最新の安全管理方針だ。

無事に危機を脱し、現場へと到着する。

この相模原の現場とは、かれこれ18年の付き合いになる。

建物も、設備も、そして俺も、18年分だけ歳を重ねた。

慣れた手つきで点検を進めるが、18年経てば設備もそれなりにガタがくる。

「いつも通り」の中に潜む「いつもと違う」小さな違和感。

古くなってきた設備たちの機嫌を伺いながら、ベテランの勘を働かせていく。

この「要注意」な感覚こそが、大きなトラブルを未然に防ぐ鍵になる。

午前の部を終え、昼飯は「横濱家」へ。

かつての「全盛期」を知っているだけに、暖簾をくぐるたびにどこか切ない気持ちになる。

運ばれてきた一杯。

漂うのは、どこか荒々しい豚の匂い。

まずはスープを啜る。……うまい。まあまあ、うまいんだ。

だが、口の中に残る豚の野性味というか、あの特有の臭み。

これが「横濱家の味」だと言われればそれまでだが、俺の記憶にある全盛期は、もっと洗練された、魂を揺さぶるような旨みがあったはずだ。

博多ラーメンのあそこ(名前は度忘れしたが、あの有名店だろうか)も、来るたびに味が変わると聞く。

所謂アップデートということだがおいしくなってない気がする。

それでも、結局完食してしまう。

悔しいが、まだ「あの頃」を期待している自分がいるのだ。

午後の点検も、特に大きな問題なく完了した。

帰りの電車、スマホを開いてドラクエウォークを起動する。

ふくびきの結果を眺めながら、独りごちる。

「これでいいんだよ」

そんな着地点が、今の俺には心地よかった。

■ 今日のまとめ

途中下車する勇気は、現場監督としての「リスク管理」の一つ。

18年通った現場の設備は、戦友のように労わって点検すべし。

「横濱家」の味の変化は、時代の流れという名の隠し味。

ふくびきも人生も、「これでいいんだよ」と思える瞬間が一番平和だ。

明日は今日よりも少しだけ、身体が軽くなっていることを願う。



本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。

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